【積立NISA】「ファンドオブザイヤー」から学ぶオススメ投資信託は?

- みんなが投資をしている投資先を知りたい
- 人気のある投資信託を知りたい
- どこに投資をすればいいのかわからない
積立投資をしようと思っているけど投資先が多すぎますよね…
楽天証券の場合、積立投資先は約2600種類あります
ランキング上位を見ても見慣れない言葉が多くあり困惑してしまうかと思います

「ひふみ」「たわらノーロード」ってなんやねん!
投資を始めたばかりの人は、投資先を選ぶのは難しく、悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
投資先を誤ってしまうと、十分なリターンが得られず上手に資産形成をすることができません
そのため、今回は投資先の選択肢を広げるために「ファンド・オブ・ザ・イヤー」TOP10を紹介したいと思います
ファンドオブザイヤーは、投信ブロガー190人によって選出されたため信頼度の高い投資信託です

一つずつ見ていきましょう!
サイト運営者 ツタロー ( @sub_t_job)
ファンドオブザイヤーTOP10

右下にも目次があるので活用してください!
投資信託 | 信託報酬 | 実質コスト | 純資産 | トータルリターン (1年) | ページにジャンプ |
![]() 【1位】 全世界株式 オールカントリー | 0.114% | 0.178% | 1596億円 | +36.34% | 詳細を見る |
![]() 【2位】 外国株式 インデックス ファンド | 0.104% | 0.156% | 3229億円 | +38.66% | 詳細を見る |
![]() 【3位】 VT (ETF) | 0.08% | – | 2.7兆円 | +35.87% | 詳細を見る |
![]() 【4位】 バンガード グローバル バランスファンド | 0.51% | 0.57% | 2782億円 | +17.25% | 詳細を見る |
![]() 【5位】 ひふみ投信 | 1.05% | 1.15% | 1941億円 | +16.28% | 詳細を見る |
![]() 【6位】 バランス (8試算均等型) | 0.154% | 0.219% | 1138億円 | +20.79% | 詳細を見る |
![]() 【7位】 先進国株式 | 0.107% | 0.179% | 2479億円 | +38.69% | 詳細を見る |
![]() 【8位】 全世界株式(除く日本) | 0.124% | 0.218% | 862億円 | +36.87% | 詳細を見る |
![]() 【9位】 米国株式(S&P500) | 0.119% | 0.163% | 6225億円 | +39.94% | 詳細を見る |
![]() 【10位】 長期厳選投資 おおぶね | 0.99% | 0.99% | 129億円 | +22.84% | 詳細を見る |
引用:モーニングスター
ファンドオブザイヤーとは
投資信託の情報通である投信ブロガー190人が選ぶ「投資信託」のランキング
投資信託の対象は日本で購入ができる
「投資信託」または「ETF」です
積立NISAにも該当する投資信託が多いので、ランキングの中から投資対象を選ぶことで上手に資産形成ができます
投票方法

投信ブロガーが1人5Ptずつを1〜5種類の投資信託に振り分けることができます
多くの人から最も票を集めた投資信託が
ファンドオブザイヤーとなります
投資対象を選ぶときに見るところ
投資信託を選ぶ際はどこを見ればいいのか難しいですよね
投資信託を選ぶときに必ずみて欲しいところを3つピックアップしました
- コスト
- 規模の大きさ
- リスク
【コスト】信託報酬・実質コスト
- 信託報酬・実質コスト
- 信託報酬:投資や運用にかかるコスト
実質コスト:隠れコストとも呼ばれており、1年間運用した際に発生するコストであり、年ごとに微妙に増減する
このコストは運用してもらうためには必ずかかる費用であります
信託報酬が1%と0.1%である場合、1年間で大きな差が生まれてしまいます

100万円を1年間運用したとき、信託報酬が0.1%であればコストは¥1,000円です
しかし、信託報酬が1%の投資信託を選んでしまうと毎年¥10,000円の費用がかかってしまいます
そのため、なるべく信託報酬の低い投資信託で資産を運用することがおすすめです
【規模の大きさ】純資産
投資信託は投資家から集めた資金で運用されます
純資産総額の目安は、500億円以上あれば安定した運用ができている投資信託であるといえます
別の見方をすれば、投資家から人気があるということにもなります
【リスク】トータルリターン
株式投資の世界では一般的に
リスクが大きいほどリターンが大きく、リスクが小さいほどリターンが小さいと言われています
しかし、損失を警戒しすぎてリターンの小さい投資先を選んでしまうと、うまく資産形成を行うことができません
そのため「適正なリスク」をとって資産形成を行う必要があります

引用:楽天証券
投資の利回りが3%と7%では20年間で約1,000万円の差が生まれてしまいます
適正なリスクを得て資産形成をするためには、株式市場に分散投資をする「投資信託」が一般的です


ファンドオブザイヤーのランキング
【1位】eMAXIS Slim 全世界(オールカントリー)
- 信託報酬
- 0.114%
- 実質コスト
- 0.178%
- 純資産
- 1596億円
- トータルリターン(1年)
- +36.34%
先進国及び、新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す
投資の割合
全世界株式(オールカントリー)は世界の各国に分散されて投資がされています

全世界に分散投資をしていますが、アメリカの割合は57.8%と半分以上を占めています
構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Apple | 3.4% |
Microsoft | 2.7% |
Amazon | 2.2% |
1.4% | |
1.2% | |
GAFAM | 10.9% |
世界で有名な企業である「GAFAM」だけで占める割合は10.9%であります

新興国とほぼ同じ割合だね…!
このGAFAM5社の時価総額は日本の企業2700社の時価総額全てを足しても届きません
それほど規模が大きく、世界を牽引する存在の企業であります
【2位】ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 信託報酬
- 0.104%
- 実質コスト
- 0.156%
- 純資産
- 3229億円
- トータルリターン(1年)
- +38.66%
日本を除く主要の先進国に投資することによりMSCI・コクサイインデックスの動きに連動する成果を目指す
※MSCI・コクサイインデックス:日本を除いた先進国の主要指数
投資の割合
構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Apple | 3.9% |
Microsoft | 3.4% |
Amazon | 2.6% |
2.6% | |
1.5% | |
GAFAM | 14.0% |
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は日本を除いた先進国を中心に投資をしています
先進国のうち71.4%をアメリカに投資をしており、その内の14%がGAFAMに投資されています
トータルリターンが高く、信託報酬も低いのでコストを低くして積極的な運用ができます
【3位】バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF (VT)
- 経費率
- 0.25%
- 純資産
- 1438億円
- トータルリターン(1年)
- +35.87%
FTSEオール・ワールド・インデックスのパフォーマンスに連動する投資成果を目指しています
※FTSEオール・ワールド・インデックス:全世界の株式市場の動きを表す指数
投資の割合
先進国や新興国、合計47カ国の2900銘柄で構成されています
構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Apple | 2.8% |
Microsoft | 2.7% |
Amazon | 2.0% |
1.9% | |
1.1% | |
GAFAM | 10.5% |
全世界に分散投資をされていますが、アメリカへの投資の割合は57.9%であり、
GAFAMの割合は10.5%で構成されています
他の投資信託と違うのは国別で見ると3番目に中国の割合が多いことがわかります

1つの商品を買うだけで世界全体に投資ができるのでオススメの1つです
【4位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 信託報酬
- 0.51%
- 実質コスト
- 0.57%
- 純資産
- 2782億円
- トータルリターン(1年)
- +17.25%
主として、投資信託証券を中心に投資を行い、信託財産の長期的な成長を図ることを目的として運用を行います
投資の割合
この投資信託は「債権:株式=50:50」をキープし続けます
そのため、安定した運用をしてくれるのが特徴的な投資信託です

株式市場が上昇した場合、50:50の比率が守れなくなってしまいます
そのため、株式を売却して債権を購入して新たに50:50の比率を構成します
逆に株式市場が下落をした場合、株式を購入して50:50の比率をキープします
|売買の回数が多いため、信託報酬が他と比べて高い傾向があります

S&P500については後ほど説明しますが、GAFAMの比率は多く含まれています
そのため、全体の5%ほどはGAFAMに投資されています
【5位】ひふみ投信
- 信託報酬
- 1.05%
- 実質コスト
- 1.15%
- 純資産
- 2728億円
- トータルリターン(1年)
- +16.28%
長期的な資産形成として成長企業に積極的に投資をすることを目的としています
ひふみ投信の特徴は、「現金」と「株式」の比率で構成されています
株価が割高になったら現金の比率を下げ、
株価が割安になったら株式の比率を上げるという特徴があります
そのため、コロナショックのような相場が来るときはリスクが大きいため、現金の比率を上げていました
投資の割合
構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Microsoft | 1.6% |
H .I.S | 1.4% |
SHIFT | 1.3% |
HOYA | 1.3% |
ミライト | 1.3% |
ひふみ投信は国内外の産業のトレンドや株価が割安な企業を購入して銘柄を構成しています
そのためGAFAMが構成銘柄のTOPではないことが特徴的な投資信託です

個人的には信託報酬も高いためあまりオススメできません…
【6位】eMAXIS Slim バランス(8試算均等型)
- 信託報酬
- 0.154%
- 実質コスト
- 0.219%
- 純資産
- 1138億円
- トータルリターン(1年)
- +20.79%
日本や世界の株式、公社債、不動産投資の値動きに連動した投資成果を目指します
このファンドの特徴は「不動産:債権:株式 = 25:32.5 : 32.5」で構成されています

冒頭で説明したリスクとリターンを均等に分散していることが特徴的です

リスクを抑えて資産形成をしたいという方にとってオススメの投資信託です
構成銘柄上位
企業名 | 割合 |
---|---|
台湾セミコンダクター | 1.6% |
テンセントホールディングス | 1.4% |
アリババグループ | 1.3% |
Apple | 1.3% |
先進国、新興国、日本へ均等に分散投資をしています
GAFAMが構成銘柄の上位ではなく中国のTOPの企業が上位にあることが特徴的です
【7位】eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド
- 信託報酬
- 0.107%
- 実質コスト
- 0.179%
- 純資産
- 2479億円
- トータルリターン(1年)
- +38.69%
日本を除く先進国の株式市場の値動き(MSCI・コクサイインデックス)に連動する投資成果を目指す
このファンドの特徴は7割を米国で構成しており日本を除いた先進国に投資をしています

2位のニッセイ外国株式インデックスファンドと似ていますね!
投資の割合
組み入れ銘柄数は1,319銘柄に分散投資を行なっています

構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Apple | 3.8% |
Microsoft | 3.6% |
Amazon | 2.7% |
1.6% | |
1.4% | |
GAFAM | 13.1% |
MSCI・コクサイインデックスの投資成果に連動した動きを目指しているため、2位の投資信託と大きな変わりはありません
信託報酬は2位のニッセイですが、トータルリターンはほぼ変わらないため、どんぐりの背比べの状態です
【8位】eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 信託報酬
- 0.124%
- 実質コスト
- 0.218%
- 純資産
- 862億円
- トータルリターン(1年)
- +36.87%
日本を除く先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す
7位の先進国のみでなく、新興国を15%ほど含んだ世界中に分散して投資をするためリスクの分散が図られています
投資の割合
組み入れ銘柄数は1,319銘柄に分散投資を行なっています

構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Apple | 3.8% |
Microsoft | 3.6% |
Amazon | 2.7% |
1.6% | |
1.4% | |
GAFAM | 13.1% |
上位の構成銘柄の比率はそのままで新興国に分散投資を行なっていることがわかります

中国や韓国にも投資をしたいという方はこちらの投資信託を!
【9位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 信託報酬
- 0.119%
- 実質コスト
- 0.163%
- 純資産
- 6225億円
- トータルリターン(1年)
- +39.94%
S&P500の指数に連動した投資成果を目指す
投資の割合
こちらは米国内の500社に投資をしています
構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Apple | 5.7% |
Microsoft | 5.2% |
Amazon | 4.0% |
3.8% | |
1.9% | |
GAFAM | 20.6% |
GAFAMの割合だけで2割を占めていることがわかります

私は積立NISAはこの1本のみで行なっています

【10位】農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
- 信託報酬
- 0.99%
- 実質コスト
- 0.99%
- 純資産
- 129億円
- トータルリターン(1年)
- +22.84%
この投資信託は、投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います
この投資信託は、米国の上場株式のみ投資対象とする投資信託です
投資の割合
構成銘柄TOP5
企業名 | 割合 |
---|---|
Disney | 6.4% |
VISA | 5.9% |
TEXAS | 5.7% |
MCCORMICK | 4.6% |
COSTCO | 4.0% |
米国に投資をしていますが、構成銘柄の上位はGAFAMでないことがわかります
米国株式のうち、「構造的に強靭な企業」
「持続的な成長が期待される企業」に投資をしています
|この企業が今後も成長し続けるという保証はないので吟味して投資をしましょう
投資先はアメリカを含めるといい?

日本以外に投資するってなんか怪しくない…?
私も最初は、日本に投資をすることが一般的だと思っていました
しかし、アメリカを投資先に含めることでより良いリターンを得ることができます
下記のチャートは2003年〜2021年10月までを比較したチャートです
❶アメリカ以外の全世界に投資をした場合
❷全世界に投資をした場合
❸アメリカのみに投資をした場合

- VTI (米国株全体に投資)
- VT (全世界株式)
- CWI 全世界株式(米国を除く)
2003年からのチャートを比較すると米国市場の成長率が一目瞭然であることがわかると思います
今後も米国株市場は人口の増加も相まって成長していくことが予想されています

投資先を選ぶ際は米国が含まれているところがおすすめです!
証券会社の積立投信ランキング
ファンドオブザイヤー以外のランキングも気になりますよね

他の投資家がどのような銘柄に投資をしているのか見てみましょう
証券会社のランキングでも口座開設数TOPを誇る2つの証券会社を比較してみます
- 楽天証券
- 624万口座
- SBI証券
- 604万口座

ファンドオブザイヤーのTOP10に入っている
この二つが証券会社もランキング上位に入っています

私もこの2つを積み立てNISAの対象にしています
S&P500のほうがリスクは少し大きいため、安定性を求めるのであれば全世界株式に投資をすることが無難といえます

GAFAMを積み立てるには?

投資信託先でGAFAMが多く含まれていましたね
「GAFAMだけ積立てみたい」と思った方もいるのではないでしょうか?
GAFAMを積み立てるには「PayPay証券」がベストの証券口座です
S&P500の指数にはGAFAMが20%ほど含まれており、指数を牽引しているのはGAFAMです

GAFAMをそれぞれ1株ずつ購入しようとすると約50万円かかってしまいます

PayPay証券であれば個別株に定額で積立投資を行うことができます
PayPay証券の魅力は日本株、米国株を定額で投資することができる証券会社です

まとめ|投資対象に迷ったらこの2つ!
投資信託を選ぶ際にまず見るところは3つです
- 信託報酬
- 純資産総額
- トータルリターン
運用する上で最も重要なのが信託報酬です
見比べるのが難しいという方は信託報酬の低い「emaxis slimシリーズ」を選ぶことをお勧めします
emaxis slimシリーズは信託報酬の安く、投資信託の中ではトップを誇ります
emaxis slimシリーズの中でもオススメなのが
この二つです
S&P500とオールカントリーは
- ファンドオブザイヤー
- 楽天証券の積立ランキング
- SBI証券の積立ランキング
いずれにも入選しています
そのため、投資家からの支持も高く安定した運用をしていることが特徴です

私はS&P500、妻はオールカントリーに積立投資をしています
積立投資を行なって賢く資産形成を行いましょう!
積立投資をするならクレジットカードで!

それでは〜!
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